リフォーム用品のパテで水漏れを解消するメリットと生活上の問題点

キッチンやトイレなどの水回りで水漏れが発生すると周囲の建材が腐食し、居住性が大きく損なわれます。速やかな修理が必要ですが、リフォーム工事は手間がかかるうえに費用も嵩みます。そのため、パテを使った簡易的な修復を行うことで問題を一時的に解消する方法があります。

パテによる修復の方法を学び、水漏れの解消や予防に努めましょう。

水漏れに至る原因と建材への影響

水漏れはキッチンやトイレ、浴室などの水回り設備に繋がる配管に傷みが生じて給排水が漏れ出る状態を指します。配管の亀裂や連結部分の歪みなど、わずかでもすき間が生じると水漏れに至ることからトラブルに気づかないケースも数多く存在します。

水の凍結や設備への大きな衝撃の他、過度の排水を頻繁に繰り返すことでも配管に傷みが生じるので暮らしの中での給排水には十分に注意することが大切です。水漏れを放置すると周囲の建材が水を吸い込んで腐食が進み、カビや害虫の発生源になります。

また、建材の腐食は耐久性の低下に繋がり、建物全体の強度が落ちてしまう点も注意することが大切です。配管のわずかな傷みから生じる水漏れは建物の居住性や安全性を著しく損なう原因になるので、異常を確認出来たらすぐに適切な補修を施すことが重要になります。

水漏れの簡易的な補修にパテが適している理由

配管が傷んでいると水漏れが続くことから、すぐに新品の設備と入れ替えるのが最適な対処法です。しかし、設備の交換を含めたリフォーム工事は大掛かりになりやすく、費用も高額化する傾向があります。また、水を吸い込んで腐食した建材の交換も併せて行うのが普通なので、高額な出費が家計の圧迫に繋がる点を注意することが大切です。

そのため、支出を抑えて暮らしの困窮化を避ける目的で配管の損傷部分をパテで塞ぎ、簡易的な補修を施す方法が用いられることもあります。パテによる補修の最大の利点は損傷部分の形状に関係無く、確実にすき間を塞ぐことが出来ることです。

補修用のパテは粘り気のある個体で不定形なことから、連結部分や湾曲している配管の傷みを覆うように塞ぐことが可能です。

また、粘り気の強さは配管への吸着力の高さに繋がることから、湿気が多い暗所にある配管でもパテが剥がれる心配がありません。パテは撥水性に富んでいるので湿気による劣化が殆ど無い他、吸着力の高さからすき間部分に入り込んで固まります。

乾燥したパテは高温にも強いので浴室のように温水を流す配管でも水漏れの再発を防ぐことが可能になっています。キッチンでは洗剤が混ざった汚水が流されますが、洗剤の成分でもパテの劣化は殆ど起きないので配管トラブルの危険性は大きく軽減させることが可能です。

→エアコンから水漏れする原因をチェック

パテによる応急処置の利点と配管設備の交換について

パテを使った応急処置は損傷部分の形状に関係無く対処出来る他、時間をかけずにわずかな支出で実行出来るのが大きな利点です。市販の補修用パテはリフォーム工事費用と比べるとはるかに安価なことから、お金に余裕が無い時でも水回りのトラブルを解消させることが出来ます。

配管の形状を問わずに補修が出来るので、設備の規格が現在とは異なる古い物件でも簡単に補修作業が可能なのもパテの利点の一つです。その一方でパテによる応急処置はあくまで一時的な代替手段なので、速やかに傷んだ設備を新品と入れ替えることが大切です。

乾燥したパテは耐久性が高いので通常の給排水であれば水漏れが再発するおそれはありません。しかし、水量が極端に多くなったり油や薬品などの異物を流すとパテが変質して剥がれてしまうことがあります。一度剥がれたパテは再び吸着させることは出来ないので新たにパテを盛り付ける必要が生じます。

安価なパテでも繰り返し使い続けると出費が嵩んでしまうので注意が必要です。また、配管の傷みをパテで補修しても腐食した建材の交換は別に行う必要があるので、パテによるすき間塞ぎは長く続けることが出来ないことを理解する姿勢が求められます。

住宅の配管補修に適したパテの選び方

パテを使った配管補修は日曜大工の一環として行うのが一般的なので、素人でも簡単に扱える製品を選ぶのが手間をかけないための心得です。配管補修用のパテは大別して単品で使用する物と、二種類以上の薬剤を混ぜ合わせてから補修に用いる物があります。

二種類以上の薬剤を混ぜ合わせて使うパテは耐久性や撥水性が高く長持ちするのが利点ですが、配合率を間違えると効き目が悪くなってしまう欠点もあるので初心者には不向きです。また、補修に用いる量の調節も難しいことから、配管補修の初心者は単品で使用する製品を選ぶのが無難です。

単品で使うパテは配管の傷んだ部分に直接盛り付けるだけで補修が出来るので、作業時間の大幅な短縮に繋がります。補修に用いるパテの量を調節するのも容易なので無駄の無い作業を進めることが可能です。その反面、単品で使うパテは乾燥するまで時間がかかる物が多い他、乾燥後の吸着性や撥水性は複数の薬剤を混ぜるパテと比べるとやや低くなります。

そのため、頻繁に給排水を繰り返す水回りでは大目に盛り付け、すき間やひび割れが出来ないように工夫することが大切です。住宅で使うパテは居住空間の快適な状態を維持することを踏まえ、不快な匂いを出さない製品を選ぶことも重要になります。

特に小さい子供や高齢者がいる世帯では家族の健康被害を避けるため、臭気を出さない安全な製品を使うことを心がけます。

配管交換時に不要になったパテを除去する方法

応急処置に用いたパテは配管を新品に交換する際には不要になるので除去する必要があります。パテは乾燥すると配管にぴったりと張り付いて固まります。乾燥したパテを取り除くためには平たい金具でそぎ落とすのが効率的な方法ですが、パテの削りかすが周囲を汚損したり配管の連結部分に侵入して新たなトラブルを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

パテを綺麗に剥がすには専用の薬剤で吸着面を溶解させるのが綺麗に仕上げるための条件ですが、素人作業ではパテが残ったり薬剤が周囲の建材を汚損させてしまうリスクが大きい点を注意することが大切です。綺麗な仕上がりにするためには予め表面部分を大雑把に取り除いた後、配管の表面に張り付いているパテを少しずつ削り取るのが最適な方法です。

金具で削り取った後は配管に傷が付かない程度にやすりをかけることで残りかすの無い滑らかな仕上がりにすることが可能になります。